近年発売される自動車の大半が「エコカー」と呼ばれるものです。このエコカー、充分に性能を発揮してもらうためには、エコカー向けのメンテナンスが必要です。

まずはここから！エコカーとは？

エコカーとは、エコロジー（環境）とエコノミー（節約）に良い性質を持った車です。

• 二酸化炭素や窒素酸化物などの排出量が少ない
• 燃費がいい
• ハイブリッドカー・エンジンの環境性能を向上させた車・電気自動車等

がエコカーに当たります。
ただエコカーならではの機能が車の部品に負担をかけている一面もあり、それに応じたメンテナンスをすることが重要になります。

ポイント：1　エンジンオイル

エコカーは、燃費をよくするために柔らかいオイルが使われています。
従来のオイルをエコカーに使うと、逆に燃費が悪くなってしまうので要注意。
車種やグレードに合わせた柔らかさのオイルを選ぶことが重要です。特にハイブリッドカーは、モーター使用時にエンジンが停止するため、エンジンオイルの温度が低くなりがちなので、低温でも機能性が高いオイルが必要です。

ポイント：2　バッテリー

エコカーは、それぞれのタイプに専用のバッテリーがあります。
ハイブリッドカーにはハイブリッド車補機用バッテリー、エンジン環境性能向上車には充電制御バッテリー、電気自動車には電気自動車補機用バッテリー。
一般のものより価格は高めですが、それぞれが持つ機能に必要なバッテリーなので、合わせて選びましょう。

ポイント：3　タイヤ

エコカーには燃費をよくするために、転がり抵抗が少ないタイヤが装着されています。タイヤ交換時にも「低燃費タイヤ」を選ぶことで、エコカーとしての機能が発揮されます。
低燃費タイヤには、燃費とウェットグリップの性能レベルを示すラベルシールが貼られているので、それを目安に選ぶこと。
燃費性能はA以上、ウェットグリップ性能はC以上が低燃費タイヤとなります。

ポイント：4　その他のメンテナンス

一番身近で気をつけたいのがタイヤの空気圧。減ってくると転がり抵抗が大きくなり、燃費に直結します。
エアクリーナーやエンジンオイルの定期交換も欠かさないようにしましょう。
最近では、オートマチックオイルもエコカー専用のものが使用されるようになっています。
当たり前ですが、無駄な荷物を減らしたり電気の消費を控えたりするのは基本中の基本です。

性能を発揮するために細部まで計算しつくされているエコカー。
せっかくのエコカーに乗るなら、正しいメンテナンスで地球とお金、そして命を守る優しいドライバーを目指しましょう！

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